ランニングをするビジネスパーソンが確実に増えています。
私の周りの経営者でも、ゴルフ派とランニング派を比べると、ランニング派が圧倒的に優勢です。
私は、30代半ばの頃、肥満と運動不足を解消するために全くの素人からランニングを始めました。
今では、ランニング歴5年、フルマラソン完走10回以上になります。
でも、初心者の頃はどんな道具が必要なのか全然わかりませんでした。
気軽に質問できる仲間もいません。
結果、スポーツショップに行っては、無駄な買い物をたくさんしてしまいました(笑)
初心者の人が悩まずに必要なアイテムをスムーズに揃えられるようにしたい!
その思いから、この記事を書きます。
この記事を読むと、次の2点が分かります。
①初心者がまず最初に揃えたほうがいいアイテム
②アイテムを選ぶときの具体的なポイント
第1位 ランニングシューズ(重要度100%)
まずはとにかく、ランニングシューズを入手しましょう。
ランニングをするための専用のシューズ、ランニングシューズは絶対に必要です。
普通のスニーカーで長距離を走ると、怪我のリスクがありますし、スニーカーもすぐに痛みます。
ランニングシューズは、怪我からあなたを守ってくれる大切な相棒です。
でも、スポーツショップに行くと、ランニングシューズが無数に並んでいて、どれを選べばいいか迷うでしょう。
選ぶポイントを2つ、説明します。
一般的に、ランニングシューズには、以下の法則が成り立ちます。
- 初心者向け=クッション性を高めている。そのため、底が厚く、重い。
- 上級者向け=軽量化するために、クッション性を下げている。薄底。
以上の観点から、クッション性の高い初心者向けのおすすめ定番シューズを2つピックアップします。
初心者向けオススメのモデル(1)
アシックスの「ゲルカヤノ」
ゲルカヤノは、すでに26代目モデルになっている超ロングセラーです。けっこう重たいですが、クッション性が素晴らしく、初心者の足と膝を守ってくれます。日本人の足には、アシックスが一番あうとささやかれています。履き心地は、くるぶしまでしっかりとした造りなので、まだ筋力が弱い初心者ランナーの足もとをサポートしてくれます。
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初心者向けオススメのモデル(2)
アディダスの「アディゼロ ボストン8」
アディダスのボストンシリーズは、世界で広く支持されている定番モデルです。
アシックスと比べて、アディダスは全般的にデザイン性も高いです。
カラーバリエーションも豊富です。
私もアディダスのヘビーユーザーです。というか、ここ2年はアディダス一択です。
靴底に特殊な素材が使われており、衝撃を吸収してくれます。
走りやすさとデザイン性を兼ね備えているところが長所です。
お値段もお手頃です。
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なお、最近ではナイキの厚底シューズ(ヴェイパーフライ)がマラソン界を席巻していますよね。
しかし、あのモデルは、厚底とはいえ、構造がかなり特殊なので、初心者のうちは選択肢から外した方が無難です。
自分の中では、レース本番でいいタイムを狙うときだけ履くシューズ、という位置づけです。
ランニングすると、つま先や足の爪に大きな負荷がかかります。
怪我を防ぐためには、少し大きめで履くというのがランナーの常識になっています。
つま先に1cm〜1.5cmほど隙間が空いている状態がベストと言われています。
これ以上だと、逆に走りにくくなってしまいます。
私も、街履きのスニーカーは27cm前後なのですが、ランニングシューズは28cmのものを使っています。
とはいえ、初心者の方が、自分でベストサイズを選ぶのはとても難しいですよね。
安心してください。
最近では、専門店に行けば、プロが足の計測をしてシューズのフィッティングをしてくれます。
1足目は、ネット通販ではなく、専門店で実際に試着して選ぶのが正解です!
ただし、ランニング専門店じゃない場合、担当者にランニングシューズのフィッティングの知識が十分にあるのか分からないので、注意が必要です。
某総合スポーツ用品店で買い物していたとき、店員さんより私のほうがランシューの商品知識が豊富だったこともあります(笑)
第2位 ランニングウェア(重要度90%)
次に、ランニングウェアです。
最初のうちは、動きやすい服装ならば何でもいいです。
しかし、ランニングは大量の汗をかきます。
スポーツショップのランニングコーナーに行き、速乾性の素材のものを探しましょう。
綿100%のTシャツと比べて、汗の吸収、蒸発の違いに驚くでしょう。
ウェア選びのポイントを1つだけあげておきます。
真夏にサウナスーツみたいなのを着て、汗だくで走っているおじさんをたまに見かけます。
これ、脱水になる危険性があるのでやめましょう。
汗をかいて体重が減っても、それは水分を一時的に失っただけです。水分を補給すると、体重は元通りです。(だから、サウナもあまりダイエット効果ありません)
ダイエットのためには、カロリーを消費することが大切ですが、消費カロリーは走った距離に比例することが分かっています。汗を1滴もかかなくても、長い距離を走れば、確実にカロリーは消費されています。
厚着して大汗かいて5kmしか走れないよりも、快適な服装で10km走ったほうが、ダイエット的には2倍の効果があるのです。
そして、走っていると冬でもホカホカしてきます。
思ったより薄着で大丈夫です。
春〜秋は特に男性は、Tシャツに短パンで十分です(寒いときは長袖Tシャツ)。
冬場は、ウィンドブレーカーにスパッツタイプのロングタイツを合わせればバッチリです。
(北海道などの極寒の地域は、これじゃ足りないとは思いますが、すみません。)
あと、鍵や小銭を持って走れるように、短パンにはポケット(できればジッパー付き)があったほうが便利です。
そして、お店にいくと、どのメーカーがいいか悩むことでしょう。
直感や好みで全然OKですが、参考までに、流行っているメーカーは・・・
- ナイキ
- アディダス
- スボルメ
あたりじゃないでしょうか。いずれもオシャレかつ機能的で、大人気です。
種類や価格帯など、検索してみてください。
第3位 ランニングウォッチ(重要度80%)
趣味でランニングをする醍醐味は何か。
ランニング仲間に、ランニングをやっていて嬉しかったことを聞くと、いくつか答えが返ってきます。
「今まで走れなかった長い距離を走れるようになったとき」
「フルマラソンで自己ベスト更新できたとき」
「月間の走行距離が◯百kmに達したとき」
走力の上達が数字に現れたときに、みんな喜びを感じるんですね。
そして、ランナーが、何で走った距離やタイムが分かるかというと、GPSのついたランニングウォッチで、正確に距離や時間を計測しているからなんです。
ランニングウォッチがないと、自分の上達を「距離」「タイム」「ペース」といった数値として認識しにくいので、モチベーションを維持が難しいです。
では、ランニングウォッチは、どうやって選べばいいでしょうか。結論から書きます。
数あるランニングウォッチメーカーの中で最大のシェアを持ち、ランナーの圧倒的に支持されているのがガーミンです。(ガーミンから1円ももらってませんよw)
私も、4年以上、ガーミンの機種を使っています。
魅力は、操作のしやすさと、軽さ。
そして、ランニングのデータをスマホの専用アプリで管理できることです。
1回のランのデータはもちろん、1ヶ月に何キロ走ったかとか、1年で何キロ走ったか、などのデータも、スマホ画面から一発で分かるようになるのです。(アプリは無料)
こちらが、販売されているGarminの機種のラインナップです。
執筆日現在、27機種。下は18,334円(税別)から上は163,000円(税別)まで。
正直、どれを選べばいいか分からないと思いますので、単刀直入にご紹介します。
- おすすめは、GarminのForeAthlete235J(定価29,800円税別)
- 理由:コスパ最高。必要な機能は全て備わっている。手首で心拍数も計測可能。フルマラソンまでなら電池も全く問題なし。GPS電波を拾うのも最速ではないが、十分に速い。
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29,800円がどうしても出せないよ、という人は、GarminのForeAthlete230J(18,334円税別)をおすすめします。
Amazon | GARMIN(ガーミン) ForeAthlete 230J 【日本正規品】
230Jは性能面では235Jに劣りますが、それでも昔のランニングウォッチと比べたら格段に高性能なわけで、贅沢をいわなければ230Jでも役目を果たせます。
なお、将来的にトライアスロンとかウルトラマラソン(100kmマラソン)に進む可能性がある場合は、上記2機種は対応できないのでご注意ください。(電池もち的に)
スマホのランニングアプリ(Rutasticなど)について
ウォッチの代わりに、スマホのランニングアプリを使うという手もあります。スマホのGPSを用いて、スマホを持って走るのです。これでも、距離やタイムを正確に計測することはできます。
確かに、スマホは無料でお手軽です。しかし、スマホは、重いのと、距離やペースを確認したいときにどうしても時間がかかるというデメリットがあるので、中級者以上はランニングウォッチ派が圧倒的大多数です。
私個人は、Runtasticというスマホアプリで最初の6ヶ月間は頑張りましたが、やはりランニンウォッチの誘惑に負け、それ以降はずっとウォッチ派です。ウォッチにして後悔はありません。逆に、なぜ最初からウォッチにしなかったか悔やんでいるくらいです。
ランニングを続ける限り、いずれはウォッチを買う運命にあるのですから、最初からウォッチを買って退路を断つという作戦はいかがでしょうか。(笑)
第4位 キャップ/サンバイザー(重要度70%)
昼間に走る場合、暑さや紫外線対策でキャップやサンバイザーを着けるランナーが多いです。
オシャレにも見えますしね。
トレンドとしては、浅めのキャップが流行っているみたいです。
私の場合は、頭が大きくてキャップが死ぬほど似合わないので、サンバイザーを愛用しています。
覚えといてください。
「頭が大きい人は、サンバイザー」
いずれにせよ、キャップやサンバイザーがないと、夏場、死にます(笑)
第5位 ランニングソックス(重要度65%)
走り心地に地味にかかわってくるのが、ソックスです。
選び方の基本ですが、くるぶし丈の短いものを選びましょう。長いソックスはダサいです。
その上で、走りやすいソックスを探しましょう。
ソックス選びの際に、選ぶポイントがいくつかあります。
- 生地の素材。薄いか・厚いか。
- 指の形態。5本指ソックスか、5本指に分かれていないタイプか。
- 足裏の形態。滑り止め加工があるか、ないか。
どれが正解とかは、ありません。あなたの走りやすさで選んでください。
靴との相性も重要です。
例えば、幅の狭いシューズの場合、厚い生地の5本指をあわせた場合、どうしても履き心地が窮屈になります。
若干大きめのシューズに薄い生地を合わせると、履き心地がスカスカになることも。
定番は、(薄い生地・5本指でない・滑り止め加工あり)だと思いますが、私の好みは、(厚い生地・5本指でない・滑り止め加工あり)です。人それぞれですね。
最初のシューズを買いにいったお店で、まずはお手頃な価格のものから入手して試してみるのがいいかもしれませんね。
まとめ
ランニングを始めるにあたり、まず揃えたほうがいいアイテム
- ランニングシューズ
- ランニングウェア
- ランニングウォッチ
- キャップ/サンバイザー
- ランニングソックス
趣味のことを書くのは楽しいですね〜。次は、初心者向けの練習メニューでも書こうと思います。
それじゃ!